思い込みは変えられない?(T) 11月2日(土) 曇りのち雨 |
Y英語教室からBB歴1年未満の女子2名(小5or6?)
P英語教室からBB歴5年の小5男子1名
BB歴1年の小5男子1名
小5女子1名
小4男子1名
学年も、英語歴も、BB歴もバラバラです。先生もお一人ではありません。共通項は、今現在「B.B.カード」を使っていることだけです。子どもたちについて、前もって何もお聞きしてませんでしたので、子供たちの様子を知るために、まず、普通に基本bingoをしました。カードはダイヤでしたので、子供たちは十分言い馴れていることがわかりました。そこで安心してThere is 構文を使って「aで登場theに変身」(ゲーム名ではありません)ゲームをしてみました。
使用カードは、各自BBダイヤマーク絵カード16枚、影絵の人物カード(male,femaleの分かりやすいもの)15~16枚、場所カードも15~16枚。ゲームはノーリーダーの基本bingoです。
子どもたちの口慣らしの部分は、たとえば、
影絵のカードを引いて There is a boy (girl, man, woman, etc.).
B.B.カードのboyを選んで The boy is Peter Piper.
場所カードをひいて He is in the park.
ゲーム終了後に、子どもたちの記憶力テストをインターラクションで。
T: Who was in the park?
Ss: Peter Piper was in the park.
or
T: Where was Peter Piper?
Ss: He was in the park.
☆いずれもshort answer 可。
模擬レッスンが終わって、先生からの質問がありました。
「この生徒たちは代名詞を習っているのですか。」
「さあ、習っているかもしれませんし、習っていないかもしれません。何も聞いてい
ないのでわかりませんが…。」
私たちが受けた教育は、教えられて覚える。覚えたかどうかテストでチェック、管理されるというものでした。今も同じだと思います。だから、子供たちは教えていないものを聞こうものなら、「まだ習ってない」と胸を張って言います。習ってないものは知らなくて当たり前と言わんばかりです。おまけに、先生の方も、まだ教えてないから、これは使ってはダメとか、これは難しいから、まだ入れるのは早いとか言って順番を勝手に決めているみたいです。この思い込みを変えることはできるのでしょうか。
BBでは、「教えないで気づかせる」ことをモットーにしています。「気づかない子はいつまでたっても、絶対に気づきません」という先生もいます。絶対?それは思い込みではないですかね。気づかせる工夫があるかもしれないですよね。この「絶対」という思い込みも変えることはできないものでしょうか。
「B.B.カード」を作ったばかりのころ、「現在形、過去形、未来形、完了形、進行形などみんな入ってるんですね。こんなの悪いけど絶対に無理ですよ。難波先生なら出来るかもしれませんけど…。」と言われました。私たちが受けてきた教授法をイメージして言っていることは分かっていましたが、その思い込みを取り除くのに、約10年かかりました。でも、根本的に解決できているわけではなく、この「思い込み」深く深く根を張っているのだなと思った瞬間でした。
反省:先生方ばかりでなく、生徒のお父さまやお母さまもいらして、子供たちよりも何よりも、私が年甲斐もなく上がっていたみたいです。子どもたちが正解しても、たくさん英語で褒め言葉をかけてあげませんでした。残念!K先生、O先生、子供たちにこんなにたくさん褒めていたとお伝えください!
Good! Very good! Excellent! Jolly good! Good job! Good work! Well done! Good memory! Super job!