小学生のうちにできること |
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小学校での英語に関心がまったくない訳ではないですし、特に反感を持っている訳でもありません。ただ、先生達も子ども達もいろいろ大変だろうなぁと、ちょっと遠巻きに見守っている…という感じでしょうか。
マジカル・ポケットでBBカードを使い始めて、5年半になります。まだ5年半?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。そうなんです。これでも北海道では早い方なんですよ(笑)。この間に、私自身もいろいろなことを経験し、学び、気づき、やっと本当の意味でBBカードのスゴさがわかってきたような気がします。
中学校に行くと、定期テストという何とも厄介なものが文字通り定期的に立ちふさがります。もちろんそれはとても大事なものなのですが、同時に、せっかく波に乗って力をつけていく子達をタイミングよく捕まえて邪魔をするようにも見えて、何とも歯がゆい存在でもあります。いろいろな意味で手強いのです。
それでも、マジカルでは教科書をフォローしていません。なので、テスト前はプリントだけ用意して、「BBでゲームっていう気分にもならないでしょうから自習していいよ」という状態。質問にだけ答えています。「テスト直前なので休みます」という子もたくさんいます。高校生もまったく同じ状態です。唯一手を差し伸べるとしたら、中2の初めくらいでしょうか、ノート作りのコツなどを指導しています。
この状態がどうして成立しているのかというと、BB育ちの子たちが、小学生のうちに、中3までに必要な基本的な文法事項が網羅された64のセンテンスを言いまくってきたからなのです。始めた学年にもよりますが、小学生のうちはほとんど宿題らしい宿題を出しません。それより何より、「楽しい!」という気持ちで通い続けてほしい、それに尽きます。やめさえしなければ、週に一度、少なくとも64のセンテンスを数回ずつ言って帰ることができます。これはすごい量なのです。
小学校の英語の授業でも、そしてもちろん中学校でも、マジカルではやらないことをたくさん習うでしょう。でもその時に、「これは習っていない」「教えてもらってない」とネガティブにとる子はいないと思います。最初から「前倒し」などしていませんから、そんなことはあって当たり前。むしろ、いろいろなところで別のことに出会った方がバリエーションが増えていいじゃないですか?(笑)
BBでやっていることは、挨拶でもなければ動物や形の名前をたくさん覚えることでもありませんが、必ず子供達の英語力のコアになるものです。習っていないものまでわかる気がする、そんな力です。
5年半前にこの教材に「一目惚れ」してよかったと、今またしみじみ思い返しています。
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GW明けに発行する「Magical通信」最新号のエッセイのタイトルに「小学生のうちにできること」と書いて、あれ?と思いました。いつか同じタイトルで書いた気がする・・・。
でも、この3年の間に入った子たちの保護者の方々にも、もう一度伝えなくっちゃ。
もちろん、今の私の言葉で ^^【魚住】