楽しかったー! |
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子どもでも大人でも、何かを学んでいる時に「楽しい」と感じることができたらいいですよね。似ていますが「楽しむ」という表現もあります。また、「楽しんでください」や「楽しませる」という言い方もよく聞きます。どれも日本語の表現としては正しいですよね。私も意識せずに使っていると思います。
でも、ふと違和感を感じてしまうことがあります。
「楽しい」「楽しかった」というのは、何かを経験した結果、感じることだと思います。積極的に「楽しもう」と思わなくても、期待していなくても、たとえイヤイヤながらだったとしても、その結果、「楽しかった」と感じることはあるはずです。そこには、期待とは別に、十分に濃く充実した内容があったということになります。でも「楽しんで」と要求したり、「楽しませる」と意気込んだりすると、どこか、大事なことを飛ばして結果を押し付けているような、そんな気がしてしまうのです。もちろん、それで「楽しかった」のならいいのですが ^^;
さて、英語を学ぶことについてはどうでしょう。
子ども達は、何かを学ぼうと思ってマジカルに来ています。たとえ小学生であってもです。そう言うと、「うちの子は遊ぶつもりで行ってます」という親御さんもいるかもしれませんね(笑)。でも、子ども達はマジカルが「英語教室」であることを知っています。無意識のうちにでも英語ができる、わかるようになりたいと望んでいますし、そうなっていることを喜んでいます。
ですから、私は「楽しい授業を組み立てる」「生徒を楽しませること」は考えていません。先生がエンターテイナーである必要もないと思っています。テンポや緩急は意識しますが、あとは子ども達を観察するのみです。何をすれば子ども達がストレスを感じずにOSを飽きずに繰り返すか、「あ、そっか!」という経験をしてもらって「できる」「わかる」につながるか、いつもそれだけを考えています。そうすれば、子ども達は笑顔になり、夢中になり、頭をたくさん使います。「頭を使う」というのは、問題を解いたりすることにではありません。どうすればゲームに勝てるかだったり、言い換えができるかだったり、先生のお手本と同じ変換ができるかだったり、そういうことに頭を使うことです。英語のままイメージしたり、どういう意味か(日本語ででも)おしゃべりしたりすることです。頭の中をぐるぐるさせて、「できる」喜びを味わうことです。
クラスが終わって、来た時より元気になった子ども達から「あー、楽しかったー!」と言う声を聞くと、私も「ホント、楽しかったなぁ〜」と同じことを感じます。
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たまには新しいものを載せたいと思いまして、「Magical通信」最新号からのアップです ^^