BB合宿の魅力 |
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毎年夏に東京で、BBカードを使っている先生たちのワークショップが行われます。私も時間がやりくりできる時は上京し、全国の先生達と情報交換をしたり、先輩先生のプレゼンを聴くことでBBメソッドについて理解を深め合ったりして、たっぷりと活力を注入して来るようにしています。
でも、今年の夏のワークショップはちょっと違うものになりました。というのも、そのプレゼンの大役を私が務めることになったからです。依頼があったのはずいぶん前だったので、まだまだ先のことと思いつつ、どんなことを話そうかなぁ~とぼんやり考えながら過ごしていました。
先ず思いついたのは、教材をBBカードに切り替えてからの6年で自分自身が多くのことを学び、自分自身が変わってきたこと。子ども達との信頼関係について真剣に考え、悩んだことで、この教材の良さをますます確信したということ。これからBBカードを使う先生達や悩みを抱えている先生達に私から伝えたいあれやこれやが、ちゃんとした文章にならない状態のまま、頭の中に貯まっていきました。
プレゼンは8月16日。8月に入り、いよいよプレゼンの内容を予め本部の方に送らなければならなくなりましたが、8月6日、7日にはBB合宿を控えています。とてもすばらしいイベントですから、この内容ももちろんプレゼンの中で報告しようとは思っていました。集まった先生達にも、BB合宿の雰囲気を味わってもらうために、チーム対抗にしてゲームを楽しんでもらおうという計画も立てました。そんなこんなを入れて、持ち時間の1時間半でお話しする大まかなプロットを本部に送りました。それでも、1時間半ももつだろうかと正直ちょっと心配でした。
そしてBB合宿。中学生が少なかったり、泊まれない子が多かったりと、どんな感じになるんだろうと不安を抱えながらスタートしましたが、始まったとたんにそんな気持ちはどこかへ吹き飛んでしまいました。今年が最後になるであろう高2のリーダーさん達を中心に、参加2回目の中学生が盛り上げてくれました。そして、初めて飛び込んだ小学生メンバーは、そんな先輩たちに甘えながらどんどん溶け込み、時にはステキなアイディアを出して驚かせ、なくてはならない存在となりました。また、昨年に引き続き、長万部の教室の生徒さんが今年も4名参加してくれて、ますます仲良くなりました。
普段の授業とは違い、私が一々指示をしたり、一人一人をサポートしたりできない分、参加者全員が自分の意思で動き始めます。年齢差もBB歴も、クラスも教室さえも飛び越えて、「差」を真っ正面から肯定するところから始まるBB合宿は、「心を遊ばせながら学ぶ」ことができる貴重な場だと、改めて思いました。そして、それはけっしてBB合宿ならではのことではなく、実はむしろ、通常の授業に反映させなければならないことだとも気づかされます。同じレベルを求めて差をネガティブに見るのではなく、あって当たり前のものとして、それぞれが伸びていくことができる、それが「学習」が本来目指すものだと思うからです。
BB合宿を終え、プレゼンで話したいことがあふれてきました。1時間半で足りるだろうか?と逆に心配になってしまうほどでした。BB合宿というイベントを通してBBメソッドの根幹を伝えるという大きなテーマが見えました。たまたま、長く貢献してくれた高2メンバーがいるうちにと思い、ビデオを撮っていましたので、ビデオ屋さんにお願いしたところ、がんばって8分ほどのダイジェスト版を編集してくれました。
前日ギリギリに仕上げた原稿とDVD と子ども達の英作文と60部のマジカル通信を持って、いざワークショップへ!きっかり1時間半、私自身にとって学ぶことの多い有意義なプレゼンになりました。
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セルムのサマーワークショップでプレゼンをした時のバックナンバーですね。たった3年しか経っていないのに、ずいぶん懐かしく感じます。