「"Mr. Frog" ありがとう!」ーある日の小学校英語活動報告ー |
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2014年 12月 04日
この日は9枚ビンゴをしました。残り3枚まで読み上げてビンゴの数を競います。ゲーム開始前に、いつも"How many times do you want to repeat a sentence?"と聞きます。この日の子ども達は、人差し指と中指を2本立てて「ツー!」と言いますので、私は「そう、"twice!"」と同じく指を2本立てて応じます。約25名のクラスですから、ゲーム開始前にこのように確認することで、皆はきちんと手拍子を取りながらリピートしてくれるようになりました。又、ゲームでは毎回できるだけいろいろなチームが優勝できるように、カードを読み上げる際に工夫もしています。しかし、5チームもあるとなかなか目が届かなく、ゲームの後ビンゴの数をチームごとに聞いていくと、なんと今回も前回と同じくBeeチームが負けてしまったのです。 「エー!また負けだぁ!!」 「いつも負けてばかりでつまんなーい」 勝ちチームの歓声とは裏腹にBeeチームのテンションがどんどん下がっていきます。これはまずいと思い、私はとっさに次のように言いました。 「今日はどのチームも元気よく声が出てよかったから、全員勝ちです!パチパチパチ!」 と、一人で子ども達に向かって拍手しました。もちろん子ども達は、戸惑ったような、納得していないという表情をしています。次に苦肉の策として、「それではごほうびに私の友達を紹介しますね!」と言って袋からカエルのぬいぐるみを取り出しました。 「"This is Mr. Frog. He is my friend. " Mr. Frogに何か話しかけてみようか。英語なら真似してくれるかもよ。」 当然ながら、子ども達は目を白黒させています。 「では "Betty Botter bought some butter."と言ってみようか?」 子ども達は一斉に「え~??」と、お互いの顔を見合わせながらも、私の提案に応じて皆で声を出してくれました。すると、Mr.Frogは、一呼吸置いて全身を震わせながら "Betty Botter ..."と、子ども達が言った通りを繰り返すのでした。 「キャー!」 「かわいい!」 といいながら、子ども達も大爆笑しました。するとMr. Frogは「キャー!カワイイ...ワッハハハ!」とそっくり真似て音を出します。それを聞いてさらに全員が大笑いしました。皆は近寄ってきてぬいぐるみに触ったり、撫でたりして勝敗のことはとりあえずは忘れてくれたようでした。そして、この日の活動は無事終了しました。私はそっと胸をなでおろしました。 【Y.N】 *このMr. Frogは、先日開催した「セルムB.B.合宿」で出かけた伊東の土産物屋せみつけ、購入したカエルのぬいぐるみです。電池をいれ、スイッチをONにして話しかけると、全身を小刻みに動かしながら何度でも真似て繰り返してくれる優れものです。今後もイロイロと便利に使えそうです。
by selm_BB
| 2014-12-04 00:00
| Elementary School
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