モチベーション |
*・゜゚・*:.。.:*・゚・*:.。.:*・゜゚・*:.。.:*
この時期、10月後半から翌年1月にかけては、マジカル・ポケットが一年のうちで一番忙しいときでしょう。発表会の練習が始まり、準備に追われ、その発表会とクリスマス会(ゲーム大会)が終わると、次は冬休みの英検特別クラス。残りの期間がひたすらB.B.カードなのに比べると、まるで違う教室のようですよね(笑)。
ところで、マジカル・ポケットに入ってくれた子達の中には、英語教室なのだから英語圏の年中行事やイベントを楽しめるのでは?という期待を持っていた子もいるかもしれませんね。うちは、過去にいろいろ考えた末、そういったイベントに時間を費やすよりも、むしろ通常の授業の内容にとり入れて盛り上がってもらおうという姿勢をとっています。期待を裏切ってしまったならごめんなさいね。その代わり…という訳ではありませんが、発表会や英検などをとおして「達成感」を味わってもらえるよう全力でバックアップしています。
ひとつ誤解のないように言いますと、うちの教室では、発表会や英検を「目標」としては設定していませんし、1年間の「成果」かというとそうでもありません。強いて言うなら「メリハリ」か「モチベーション」です。「目標」や「成果」は、もっと大きくて、もっとずっと先にあるもののように思いますし、英語だけではなく、他に学んだものや自分の好きなことと絡み合って、見えてくるものでしょう。なぜなら、英語は言葉であり、コミュニケーションの道具なのですから。英語はとても大事なものですが、これからの子供たちには、英語そのものを目標にするような勉強はしてほしくないですね。
さあ、いよいよその発表会ですが、たとえ台詞であっても、いろいろな状況の中で英語と動きで表現することを楽しんでほしいと思います。そのために、台詞はまる暗記ではなく、何度も何度も「どんな気持ちで?」「どんな言い方をしたらいい?」または、「どんな動きをしたら、観ている人にわかりやすい?」などと話し合いながら、印象づけて覚えていきます。笑いの要素も必須です。覚えるにつれつい早口になるので、むしろゆっくり言いながらイントネーションやリエゾンに重点をおいて練習します。その中で学ぶものは、座ったままでの授業とは全く違うものだと思いますし、終わったときの達成感は格別のようです。半年後には、子供たちの口から「今年の発表会は何するの?」のいう声が出始め、こちらが驚かされます。
さて、もう1つのイベント(?)である英検ですが、こちらは、強制はしません。「そろそろ◯級受けてみる?」という質問くらいですね。合否のあるものですから、ゼッタイ大丈夫とも言いませんし(笑)。先週から、1月受験の案内をし始めました。その際も、「がんばって練習して合格したら、それがまた自分へのごほうびになって、またがんばれそう~♪って思える人だけ受けてね」と説明しました。「それが辛いなら、勉強しなくても合格するくらい力がついてから余裕で受けてくれればいいんだし、別にどうしても受けなくちゃいけないものじゃないしね」と。あ、これは決してイヤミでも何でもなくて、本心です。結果的には大半の子が受験し、合格し、そして自信をつけていきます。
発表会や英検で前向きに学んだことが、子供達の中で、BBカードでやっていることと融合したり、いい相乗効果を生み出したりしてくれるのが、一番嬉しいですね。
*・゜゚・*:.。.:*・゚・*:.。.:*・゜゚・*:.。.:*