study と learn |
「Magical通信」vol. 134 (2012年9月号)より
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英語で、”I'm studying English.”と言うのと、”I'm learning English.”と言うのとでは、何が違うかわかりますか?
そもそもstudyとlearn は何が違うのでしょう?では、ちょっと英英辞典を引いてみましょうか。
study :
to spend time reading, going to classes etc in order to learn
learn:
to gain knowledge of a subject or skill, by experience,
to gain or acquire knowledge of or skill in something
高校生ならわかるでしょうか?そう、learn は"gain"や"acquire"という語で表せるとおり、「身につける」こと。
中学校の教科書にも”learn to do”「〜できるようになる」という表現で出てくるはずです。「学ぶ」だけではなく実際に「できるようになる」という結果にフォーカスしています。
それに対して、studyはどうでしょう?説明の中に"learn""acquire"するためにとあります。そのために「時間を費やすこと」、その行為にフォーカスしているんですね。
ですから、"I've studied English for a long time, but I can't speak it.”とは言えても、"I learned English, but I can't speak it."とは言えません。おかしな意味になってしまいます。
ところで、learnするものはいろいろありますね。swimmingだってmusicだってgardeningだってlearnできます。patience(忍耐)だってmodesty(謙虚さ)だってlearnできます。lifeだって!
すると、その方法は、studyだけではなく、practice(練習)だったり、experience(経験)だったり、observing and copying(模倣)だったりしてもいいわけです。playingやenjoyingだっていいじゃないですか。その結果、learnできることが大事であって、studyだけしたからってlearnできるとは限らないわけです。
皆さんはこれからいろいろなことをlearnしていかなくてはなりません。英語もそのうちの1つ。問題集漬けになったからといって、learnできているとは限りません。studyにすらなっているかどうか怪しいものです。
大量のインプットを、どうか止めないでください。大量のしかも理解できるインプット無くして、learnはできません。ましてアウトプットなどできません。
部活が大変でも、塾が忙しくても、何とかマジカルの教室に来続けてほしい。週1時間でも声を出して、本を読んで、借りて帰ってほしい。みんなの樽の中に、英語という水がたまって溢れるまで。私の願いです。
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先週の難波先生のエントリーの中でご指名(?)がありましたので、アップしてみました ^^;
この中で、learnできる方法として、practice, experience, observing, copying, playing, enjoying…という例をあげました。もちろん、mistakes や failures から学ぶものもあるでしょうけれど、その前にたくさんたくさんいい思いをして自信をつけてもらいたいですね。
【魚住】