カッコイイ! |
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昨年12月の発表会もまた、どのクラスの劇もとてもいいものになりました。発表会の台本は私が書いていますが、作り上げていく過程で、クラスのメンバーの持ち味を出したり、メンバーの意見を取り入れたりしながら、「やって楽しく、見て楽しい」ものになっていきます。マジカルのメンバーたちにとっては、当日の発表ももちろん大事なのですが、前日のリハもそれまでの練習や準備も、何もかも全てが、いろいろな意味で学んだり成長したりできるいい経験になっていると思います。
ところで、発表会後のクラスで感想を聞くと、「〇クラスがおもしろかった」と他のクラスを讃える声がたくさん聞かれます。そんな中、今回はいつもとはちょっと違う形で話題に上がったものがありました。高2クラスのMagical Presentationです。まず、小学生クラスで「どれがおもしろかった?」と聞いた時に「高2クラスのがカッコよかった」という感想が出てびっくりしました。中1のクラスでも「自分たちにできるプレゼンはどんなものだろう?」という話になりました。保護者の方からもお褒めの言葉をたくさんいただきました。
確かに、彼らはカッコよかったですね。小学生の心まで掴んでしまう、魅力と迫力がありました。小中学生の保護者の方々にも、「いつかはうちの子もあんな風に」と思っていただけたのではないでしょうか?
でも、ちょっと待ってください。彼らがやったことはパフォーマンスでもあります。そういう意味では、他の全てのクラスの劇の魅力と同じです。発表会は新しい経験の場であり、学びの場であり、学校祭のようなワクワクする楽しい場であってほしいと思っています。私も確かに発表前の紹介でついわかりやすい「成果」という言葉を使ってしまいましたが、どのクラスにとってもそうであるように、けして1年間の集大成という意味ではありません。
彼らはカッコよかったです。でも、私は知っています。実は、普段のクラスでの彼らの成長こそ、とてつもなくカッコいいと思っています。自分の考えていることを、英語という言葉で書き、話し、伝えることを楽しんでいます。私は、彼らの英語を直しません。うまく表現できない時は違う表現を見つけて伝えようと工夫します。すると、自分の中にアンテナが立ちます。学校の勉強などで吸収力が高まります。私や他のメンバーが使う表現に意識が向きます。「多読を再開したい」という声も聞かれました。自分で学ぶ力がつき、自分で自信をつけていきます。
それは、高1クラスでも始まっています。中学生のクラスでも私は頻繁に英語で話しかけますが、自然に英語で返ってくることが多くなりました。冬休み明けにはさらにそういう機会を増やしていきましょう。本もたくさん読みましょう。小学生は?今はそのための土台を作っているところです。もちろんB.B.カードでです ^^
でも・・・と何度も翻して申し訳ないのですが、いつかそれも当たり前のことになっていって、「カッコイイ?普通じゃない?」という日が来るんでしょうね。英語を使って生きていく日が来ることでしょう。私なんか追い越して行ってくださいね。楽しみにしています。
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でも、「覚えておこう」なんて思わずに何度も繰り返したものは、いつか役に立ちます。ふとした時に、よくある英語らしい単語のつながりとして、イントネーションとして、知識として、もっとふんわりとした語感として、英語の基礎体力となって残ると思います。そして何より、自分を責めずに学び続けることができます。B.B.カードでそんな風に育った子たちは、覚えたものが消えてしまっても大事なものがちゃんと残ることを知っているかのように、ポジティブです。
【魚住】