英語なんてどうってことない。 |
「Magical通信」vol. 155 (2008年7月号)より
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「英語なんてどうってことない。」
それより、できるだけたくさんの子ども達に、何とか英語が使えるレベルになってほしい。いわゆる「勉強のできる子」だけじゃなく、「がんばり屋さん」だけでもなく、試される恐怖心や、比べられるストレスから解放された状態で、普通に英語が使えたら、どんなにいいだろう。
それができたら、日本人ももっともっと英語が使えるようになるのに。。。って、そう思うんです。
そう、「英語」なんてどうってことない、そういうものだったらいいのに!できることなら、自分もそうやって英語を身につけたかったなぁ~って、心からそう思います。
だって、どんなにがんばったって、日本に暮らしていたらネイティブスピーカーのレベルにはなれっこないわけです。英語の先生だってそうです。それなら、精度はその50%でも30%でもいい、みんなが臆せずに使えて、読書や歌がそこそこ楽しめたら・・・そんなスバラシイことはないと思いませんか?
BBカードがどれだけがんばっても(笑)、まず学校の英語のやり方が変わらなければ、日本の英語は変わらないでしょう。そんな大それたことは考えていませんが、それでも、「英語」なんてどうってことないっていう気持ちと体力をもって中学へ行ってもらえば、後は自分でなんとかするでしょう!と、私は思っています。
中学生、高校生でうちに来ている子達は、基本的には学校の勉強はみていません。マジカルに来てやりたいことと、学校の勉強は別であり、それを「英語力」として結びつけるのは自分の仕事だと無意識のうちにわかっているのです。変な言い方ですが、私をアテにはしていないはずです。そうよね?(笑)
BBメソッドは、教える側の方法ではなく、実は学ぶ側の方法なんです。
小学校卒業と同時にやめる子の場合は、中学へ行ってどんな風にがんばっているかを見守ることはできませんが、それでも中学校の教科書の内容を前倒しして教えるようなことは、私はしないでしょう。それをしたところで、「貯金」はすぐになくなります。それより、「英語」なんてどうってことないよ、自分でがんばれるよ、先生!と言ってもらえる基礎体力をつけてあげたい、そんなことばかり考えています。
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久々に古いエッセイを引っ張り出して来てみました。なんと7年も前のものですね。
「英語ができる」ってどういうことなんでしょうね。子どもに英語を習わせている親御さんは、未だに「英語ペラペラに」のイメージを持ちながら、その「理想」(妄想?)とはかけ離れたテスト対策、受験英語に明け暮れている子どもたちを叱咤激励しているわけです。
そこから後は必死かもしれないし、本当の意味の勉強かもしれません。中途半端な気持ではダメかもしれません。そんなことは当然です。大人にとって「英語ができる」というのは、客観的な評価を避けられない場合もありますから。でも、それを子どもに当てはめないでほしいのです。
私が子ども達にしてあげたいこと、それは、子ども達自身に「英語なんてどうってことない」という気持を持ってもらうこと。そのために、まずは「土台」(語感と自信)づくりをしています。
【魚住】