こんにちは。魚住です ^^
「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る。」
と言うそうで、年が明けてから春休みまでは本当にあっと言う間ですね。
さて、最近、こんな質問をいただきました。
「魚住先生のようにレッスンできたら…と思います。技術的にも精神的にも、わたしはまだまだです。どんなことをしたら、魚住先生のようになれますか?」
え…?魚住先生のようにというのは、ま、まさか、ドジで、片付けが下手で、大食いで、いつも子ども達に助けられながら授業をしている先生・・・という意味・・・ではないだろうとは思いましたが、一応どういうことか聞いてみると、例えば、Newsletterなどから「テンポよくゲームを進める先生」という印象があるそうです。
う〜ん、確かに、今までもそう言われたことはあります。でも、実は自分では「テンポ」はあまり気にしていないので、そう言われるとちょっと意外な感じもします。
先日、北海道のBB勉強会がありました。実は、その中で、もし「テンポのよい授業がしたいが、どうしたらよいか?」と質問されたらどうアドバイスしますか?という問いを投げかけてみました。
いろいろな意見が出た後で、「その質問をした方はなぜテンポのよい授業をしたいのだろう?」という疑問が生まれました。「なるほど、それだ!」と参加者の顔がぱっと明るくなりました。「もしかすると、子ども達が活き活きする授業がしたいのでは?」となり、「だとしたら、必要なのはテンポとは限らないのでは?」ということになっていきました。もちろん、結果的にテンポのよいゲームになるかもしれないし、勢いもあるかもしれない。でも、結果的にそういうこともある、というだけなのでは?と。
子ども達の様子、表情をよく見てください。ちょっと難しい言い換えに一生懸命になることもあるでしょう。チーム戦で相談しながら進めるのが楽しい時もあるでしょう。絵を描いたり、字を書いたり、たとえ時間がかかっても達成感が味わえたり気づきがあったりする時もあるでしょう。それは、テンポとはかけ離れたものですが、子ども達の頭の中はぐるぐるしていませんか?それも「子ども達が活き活きする授業」ではないでしょうか。
全マークのカードを使うことも大事ですが、今日使えなかったカードがある分、子ども達は何かに夢中だったはずです。どうしても今日使えなかったカードは、来週使えばいいのです。忘れそうなら、子ども達に教えてくれるように頼んでおきましょう(笑)
指導力とか技術という点で「どんな先生になるか」は実はそれほど重要なことではないと思います。
今回質問してくださった方も、今のままでいいのです。
強いて言うなら、1つだけ。「遊び心」を忘れずにいましょう。
抽象的でわかりにくいですか?
では、とりあえず、肩の力を抜いて笑顔でいきましょう!
それで十分だと思います。
【魚住】
* 写真は先日の勉強会から。上記の意見交換は、あくまでも推測の域を出ないものではありましたが、私達自身にとっても様々な気づきがあり、とてもいい勉強になりました。質問してくださった方に感謝いたします。