小学校BB英語活動 実況中継(30) |
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2017年 10月 12日
今日は、前回の「おはなしつくり」の続き、「クイズおはなし発表会」の様子を書きます。 まず、発表チームの順番は各チーム代表が前に出て来てジャンケンをして決めます。こんな時、他の子ども達も“Rock, Scissors and Paper, One, Two, Three!”と一斉に大きな声を出すと、みんな一気に「やる気スイッチ」が入るようです。 1番目の発表チームは、前の週に完成させた絵と共に黒板の前に並びました。その中のひとりは裏返しになった絵を更に胸の前で隠すようにして立っています。他の3人はニコニコ笑顔で、とてもリラックスしているようです。一方、黒板に向かって座っている子ども達が、口を揃えて“One, Two, Three, open, please!” と元気よく言うと、絵を持った子は、胸の前でくるっと絵をひっくり返しました。 座っている子ども達は、みんな前のめりになりながらジィ~っとその絵を見つめます。絵を見てこのチームが創った「おはなし」を言い当てるのが、この発表会のルールです。各発表チームの持ち時間は3~4分。時間内に当たらなかったら自分たちで答えます。 急に静かになった後で、「ハイ!」 「ハ~イ!」 「ハ~イ!」(半数以上の子ども達が手をあげました。)手をあげた子ども達を指名するのも発表チームの役割のひとつ。あがった手の多さに戸惑ったのか、呆然と突っ立ったままの子ども達、やがて気を取り直したように、Mくんを指名しました。Mくんは中腰になり身を乗り出してアピールしていたからです。とっても自信があったのでしょうね(^^) “Mr. Zebra danced with Dolly Dimple.” Mくんが得意そうに答えると、他の手をあげた子ども達も「そうだ、そうだ」と言いたげな表情でうなずきました。 “OK, Let’s say together.” 「皆で言ってみようね。」 “Mr. Zebra danced with Dolly Dimple. Mr. Zebra danced with Dolly Dimple.” いつもの「くりかえしシャドウィング」も子ども達はとても自然にできます。ねらいは「聞き慣れ」「言い慣れ」ること。 この後、発表チーム4人が頭の上に両手で大きな丸を作り声をそろえて「ピンポ~ン!」と言いました。皆で拍手して終了。このチームの絵はすぐに当てられてしまいましたが、どの子も満足そうです。 しかし、簡単に当てられる「おはなし」ばかりではありません。たとえば、皆さんは写真の左から3番目の絵を見てどう思われますか?そう、青空の下を電車が走っているとてもシンプルな絵です。 すぐに当てられると思っていたのですが、電車の中の豆粒のように小さく描かれた人物はだれでしょう?という点で大いに盛り上がりました。 “Who is in the train?” 今までに触れたBBセンテンスから色々なキャラクターの名前があがりました。子ども達は次から次へと手をあげては答えていきます。 “Victor! ” “Victor took a train.” 「ブッブー」 “Dolly! ” “Dolly took a train.” 「ブッブー」 “Happy Henry!” “Happy Henry took a train.” 等々 全て ハズレ。 やっと誰かが、“Peter took a train.”と答えたのですが、返ってきたのは「惜しい!」の返事。ここで、持ち時間4分のタイムアウトとなり発表チームが答えることになったのでした。 “Peter Piper took a train blue.” なんと電車の色も付け加えたかった様子。 “OK!” “ Peter Piper took a blue train.” と、私はさりげなく言い直し、3回シャドウィングをしました。いつも数回くりかえすことにより、1クラス30人の子ども達の誰かが、どこか途中からでも言い始めるタイミングがあると思うからです。 このようにして全部で7チームの発表を無事時間内に終えることができました。 “Tommy Tucker took a train.”と「ひとつの『かたまり』」として子ども達はすぐ言えてしまうのですが、前回の「おはなしつくり」、今回の「クイズ発表会」といった一連の遊びの中でも、徐々に個々の単語の存在に気づいていくようです。これからも、たくさんのBBセンテンスをしっかりと「からだ」に染みこませ、“a train blue”では「ちょっとへん?」だけど、“a blue train” だとなぜか「すっきり!」といったような「感覚的」なものが育めるような活動をこれからも目指します。そういった感覚は一生の宝物になると思うからです。【中村】
by selm_BB
| 2017-10-12 00:00
| 小学校英語
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