小学校BB英語活動 実況中継 (38) |
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2018年 07月 05日
こんにちは!中村です。 関東地方は早くも梅雨明け、猛暑の日が続いています。 皆さま、お変わりなくお過ごしでしょうか? 小学校では6月からプール開き。子どもたちが楽しみにしている水泳授業が入ります。そのため英語活動も2クラス一緒の編成になることもあります。 今回は、そんな2クラス合同レッスンでした。 英語ルームには通常教室のように机も椅子もありませんが、2年生児童合計約60名が床に座ると、さすがに部屋はいっぱいになります。水泳授業のあとでお疲れ気味の子ども達もいたようですが、みんな笑顔でHello Song♪を歌い、英語であいさつを交わしました。 さて、BBタイムの前には、ルーティンとして行っているアクティビティがあります。今回はこれについてご紹介しましょう。 「ルーティン」とは年間カリキュラムにある項目を短時間に少しずつ行う活動です。少しずつとはいえ、1年経つ頃にはどの子にも聞き慣れ、言い慣れたことばが確実に増えていくのです。 まずは担任の先生(HRT)から子ども達への質問です。 HRT : homeroom teacher S : student HRT : 窓の外を眺めながら、“How is the weather today?” S 全員 : “It is sunny.” (全員、座ったままで教室の大きな窓ごしに空を見上げて言いました。笑) HRT : What is the date today? S : It is June 26 th . (この質問への反応は月初めより月末近くになると断然早くなります。笑) 月の名前が出たところで、Month Song♪を歌います。1月から12月までの月の名前の歌詞にメロディーがついて歌いやすくなっていますが、少し単調な歌です。そこで、もっと楽しくなるように子ども達と相談して、歌に動作をつけようということになりました。 そんな中、「自分のお誕生月の歌詞のとき手を叩こう!」という案が出されました。すると、あわてて自分の生まれた月のなまえを周りの友達に確認したり、黒板に貼られた月の名前のチャートをじ~っと見る子もいます。「手を叩く」という行為が加わるだけで、子ども達の意識が一歩前に出てくるのが感じられた瞬間でした。 ところで、こういうエピソードを勉強会などでご紹介すると、「前もって月の名前を英語で何と言うのか教えておかないのですか?」とよく聞かれますが、あえて教えてはいません。理由は英語の歌もBBセンテンスと同じように繰り返し聞き、声に出して歌っているうちに耳慣れ、言い慣れて自然に体に染み込んでいけば良い、そしてその結果「覚えた!」となることを理想と考えているからです。教えられ、頑張って覚えたものは忘れるのも速いものなのです・・・。 英語活動の話に戻ります。“Whose birthday is in January?”「1月生まれの人は手をあげてね。」 と順番に聞き、手をあげた子ども達の数を皆で数えます。 この質問がきっかけで、子ども達同士がお互いの状況をよく分かるようになりました。誰も手をあげない月では、その月生まれの子どもは一人もいないということです。一方、5人も手があがる月もあったんですよ。中にはうっかりして手をあげ忘れている子に「○○くんもボクと同じ3月だよ。」などと教えてあげている子も見かけました。お友達のお誕生月まで覚えているなんて素敵ですね。 たまに「今日は私のお誕生日!」という子どもがいると、皆で手を叩きながら”HappyBirthday♪”を歌うこともあります。 こんな風にして、月にまつわることをみんなで話題にすることの方が、ただ月の名前を知っているだけよりもことばの学びとして活きたものになってくると感じています。 そして、この活動では、なんと「ジャンプしよう!」という提案がある男の子から出ました。さあ大変!自分の生まれ月に跳びあがるタイミングの方に気が取られ、歌うのを忘れてしまう子ども達が続出です! しかし、どの子もこんなに夢中になって参加出来るこのアイデアも素晴らしいのです。何故なら床にお尻をつけて手を膝の前で組む「体操座り」状態からピョンと飛び上がるには、その前に両足を床につけて「しゃがむ」姿勢になっていないといけないからです。みんなで一緒に歌いながら、各自が自分の誕生月が来る前にゴソゴソと座りなおす様子はとてもほほえましかったです。 以後、最初からすぐに跳びあがれる態勢に、と早々と準備する子ども達が、ここかしこに現れました。こんな些細な変化からも、子ども達はどの子も自分で伸びようとする力を秘めていることを感じます。 実は、この「進化」は更に続いております。現在は“Let’s jump like a frog!” 「フロッグジャンプ!」がブーム。通常はジャンプすると「ドスン!」と音がするのですが、音を立てないで上手に着地する男子を発見!まさにカエルの跳び方そっくりでしたので、皆で嬉々として真似し始めたのがきっかけです!(^^)! こんなルーティンタイムの後は 大勢の子どもたちと一緒に「クラス対抗B.B.カード大会」で元気にBBセンテンスを唱えました。この様子は次回をお楽しみに!!【中村】
by selm_BB
| 2018-07-05 00:00
| 小学校英語
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