逆立ちしたら見えるかな?(185)「B.B.メソッドってな〜に?」 自分の考えを伝える「表現メソッド」 ④ |

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2026年 03月 05日
![]() Image by Walter Sturn from Pixabayこんにちは 難波です。 B.B.メソッドで英語を身につける流れを旅にたとえてお話を続けてまいりました。 前回も述べましたが外国語を身につけるには インプット→インテイク→アウトプット の順序があると通常考えられています。前回は主にインプットについておしゃべりしました。今回は「インテイク」がテーマです。 4)インテイクのスタート インテイクの始まりは「代入あそび」からです。文法事項に関していうと、旅の初期段階では、代入するターゲットを一種類にしぼります。たとえば目的語なら、目的語だけを代入します。 旅人である生徒の意識を英文の「型」に向けやすくすることと、音・意味・構造のつながりを無理なく感じ取れるようにすることをねらっています。案内人がB.B.英文を言う。旅人はそれを聞く。そして2回目には一緒にシャドウイングをする、の流れは前回お話ししました。 例:不可算名詞の代入 案内人: Betty Botter bought some butter. 旅人: Betty Botter bought some butter. 案内人: Cheese を買ったら? 旅人: Betty Botter bought… some cheese. 案内人: One more time, please. Betty Botter bought some cheese. 旅人: Betty Botter bought some cheese. 案内人: Perfect! Wine! 旅人: Betty Botter bought some wine. 上の例の代入では目的語にフォーカスするだけではなく、言い換えの内容も「不可算名詞」で統一しています。では、なぜこれがインテイクの始まりになるのでしょう? 理由1 : 英文の「型」を身体感覚としてつかめる 代入あそびでは、変える部分は一部だけです。文の大部分はそのまま。これを繰り返すことにより、旅人は英文のリズムや構造を「考える前に感じ取る」ようになります。 不自然な語順などを耳にすると「あれ?何か違う?」と感じるあの感覚、つまりは「語感」です。従来の考え方ではこの「語感」についてはあまり語られていないように思いますがB.B.メソッドでは「語感」を身につけることをインテイクの核心と考えています。 理由2 : 意味の変化を自分で作り出す経験をする 代入あそびによって、旅人は「自分が変えた部分によって意味が変わる」ことを体験します。教えられていないのに、上の例では「あ、バターの代わりにチーズをここに入れるのかな?」ということを案内人の声かけによって推測し、自分で試しているわけです。 これは単なる模倣とは違います。自分の操作で新たな英文を作った、という実感につながります。この感覚を育てることが後の自己表現の大きな土台となるのです。 理由3 : アウトプットが「負担なく」生まれる 代入あそびは、完全な自由作文(アウトプット)ではありません。しかし、まるっきりの模倣(リピート)でもありません。強いて言えばその中間。B.B.的アウトプットとでも呼ぶべきものでしょう。上の例でいうと"Betty Botter bought some…”の部分は変わりません。目的語の部分だけを変化させることがちょうどいい負荷となり、インテイクを促進させます。 5)インテイクが起こる瞬間 インテイクはいつ起こるのでしょう?それは、旅人それぞれにとって必要なだけのインプット量が確保されたとき、です。これには個人差がありますが、誰にとっても可能なはずです。インテイクが完了したと思えるのは、旅人が言いたいことをイメージし、それを言葉にするためにはどのB.B.英文を使えばいいのかを選べるようになった時です。それが瞬時に行われたらいうことなし!ですね。 6)インテイクからアウトプットへ B.B.英文を案内人のリードに従って何度もシャドウイングしたり、代入あそびを繰り返していくうちに旅人が言いたいことをイメージし、そのイメージと同時に出てくるようになればアウトプットという目的地までたどりついたことになります。次の目的地、言えるようになった英語を文章として書けるようになれば、ようやくB.B.メソッドの旅も終わりを迎えるのです。【難波】 #
by selm_BB
| 2026-03-05 00:00
| BBカードメソッド
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2026年 02月 25日
![]() 札幌はここのところ最高気温がプラスの日が続き、道路脇に積もった雪もかなり減ってきました。つい先日まで雪かきしようにももう雪を跳ね上げる場所が無い…と嘆いていたのに、ちゃんと春は来るんですよね。国公立大学二次試験の前期日程が始まりましたが、とりあえず道内のお天気にほっとしています。みんながんばれ! うちの教室には、まだあどけない小1から、大学受験生たちまで、そして大人の方々も来てくれています。12月の発表会の頃など、小1と BBで遊んで Five Little Monkeysで盛り上がった後に、高3と共通テストの問題を同じスピードで解かなくてはならず、萎みかけた脳のメーターが振り切れそうな、煙が出そうな感じになります(笑)大人の生徒さん達とはひとしきり介護の話でおしゃべりした後でBBで脳活したり、認定講師の各種講座もうちの教室を会場としてやっています。6畳程度の狭い英語教室にやって来てくれる子達、人達との出会いのおかげで、この年齢になっても、脳の許容範囲が何とか保たれていると実感しています。 同世代の友人達も、ここ数年リタイヤラッシュです。親の介護や自分の健康の話と並んで、ブームの話題は「これからどうする?」です。もちろん違う形でも仕事を続ける人が大半ですが、私もこうしていろいろな経験を続けさせてもらえること、本当にありがたいなと感じています。 私は、勉強は好きではありませんが、学ぶことが好きなのかもしれません。ただ、「今日は学ぶぞ~~!」などと意気込んでいる訳では全然なくて、むしろ、私にとって「学び」は期待していなかったご褒美のようなものです。どこからか降ってくるびっくりなご褒美もあれば、長くやってきたからこそいただけるしみじみとしたご褒美もあります。うまくいかずに凹んでいる時にいただける感涙もののご褒美もあれば、手にしてから「あれ、これ前にも…」と思い出すこともあります。私にとって「学び」は、そういう様々なご褒美なのです。 そんな中から、最近の私にとってとてもすてきなご褒美となっている貴重な「学び」の場を2つご紹介します。 もちろん、私がいただいたご褒美を恩送りとして、仲間の先生との勉強会や認定講師の講座で送って行きたい気持ちもあります。ですが、私が学んだことを、私の中の栄養に変えて、押し付けにならないようにしたいです。BBで言えば、「教えない」ということでしょう。こういう淡白さがいいのかどうかわかりませんが、その方達にとっても「学び」が「おっ!」というご褒美になるといいなと思っています。送る(贈る)方も、受け取る方も、意図しすぎない方が「学び」は楽しいような気がします。 そして、学んだことを忘れてしまっても、繰り返していけばいいだけです。そうそう、ずーっと前に見た動画で、英語を学んでいるという高齢のおばあちゃんが「覚えても覚えても忘れることの方が多いから、いくらでも学べるのよ~♡」と明るく笑っていたのを時々思い出します。そのポジティブでかわいらしい姿が忘れられません。先ほど「手にしてから『あれ、これ前にも…』というご褒美もある」と書きましたが、そんな反省は程々にして、というか、反省している暇があったら「ま、いっか」で繰り返すことの方が、ずっとずーっと大切なのかもしれません(笑) 【魚住】 #
by selm_BB
| 2026-02-25 12:13
| BBあるある劇場
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2026年 02月 20日
こんにちは 難波です。 B.B.メソッドを「自分の考えを英語で伝える」という目標に向けた旅にたとえてのお話を続けます。旅の中心にあるのは「遊びながら」「気づき」「わからないことに耐える力」という3つの柱です。これまで繰り返しお話ししてきましたね。これらを軸に進む旅では「英語を自然に身につける」ことに徹底的にフォーカスしています。英語という言語にまつわる様々な要素(特有のリズム、イントネーション、語順、語法、文法など)を暗示的知識として取りこむことがねらいです。そしてB.B.英文をたくさん聞き、実際に口に出して言う作業を大量に繰り返すことで、このねらいは見事達成されます。 外国語を身につける流れを、ごくごく単純化すると インプット→インテイク→アウトプット のプロセスをたどると考えられています。インプットはターゲットとなる言語を聞いて情報として入れること。そしてインテイクはその言語が「取り込まれること、染み込むこと」を指します。先ほど述べた英語という言語にまつわる様々な要素を無意識に理解している段階です。アウトプットは、取り入れた言語を自在に使えるようになる状態を、ここでは指します。 B.B.メソッドの場合のインプットは、B.B.英文はもちろんのこと、旅で出会ういろいろな「遊び」の中で、案内人である先生は、日本語を使って声かけや問いかけをします。日本語による「足場かけ」が、英文の意味や形式、機能といった構文、文法のはたらき、文型の理解を助けるからです。それが進むと「気づき」に結びつきインテイクがなされますが、B.B.メソッドではインテイクをもう少し広くとらえています。英文を聞いた時に「なんとなく正しい」とか「あれ、これは何か変だ」と気づける「語感」が育った状態、そして「考えれば口頭で文を組み立てられる」こうした状態もインテイクとみなしています。これは従来の英語教育法では見られなかった視点だと思います。 英語学習の準備が整いました。B.B.メソッドの役目はここまでです。この土台の上に、さらに聞く・読む・使う・書くといった多様な経験を積み重ねることで、英語は自動化され、考えなくても瞬時に使える、つまりアウトプットの段階へ進む、と考えます。ではB.B.メソッドで、インプットからインテイク、さらにはそれがどう「自己表現」につながるのかを見てみましょう。 1)64文のB.B.英文が切り札 まず旅人(生徒)は、案内人(先生)の肉声で読み上げられる64個のB.B.英文を遊びの中で何度も聞きます。そして、その音声をまねて発声します。この64文こそが旅の核となる”切り札”です。この”切り札”がまるで魔法の言葉のように、英語の音、リズム、構造といった英語にまつわる要素を自然に体に染み込ませていくのです。 2)聞く量とそれを繰り返して言う量が鍵 旅の初期では魔法の言葉であるB.B.英文を何度も繰り返します。ここで大事なのはインプットと、それに続く繰り返しの量です。これは学齢やB.B.歴にもよりますが、B.B.カードをメインに使っている教室の統計では一回のレッスンで400回に達した例もあります。そこまでの回数には届かないとしても一回のレッスンで150回くらいの量は確保してほしいところです。 例えば50分の授業中、B.B.カードを使う時間が35分程度だった場合でもビンゴを4回すればこの量に達します。残りの時間は読み聞かせや読書、そして旅人との信頼関係を築くために欠かせないおしゃべりやあいさつなどに使います。こうした一見、無駄に見える「おしゃべり」も英語のインプットの質を高めるための大切な時間です。最低限のゆとりとして確保しておきましょう。 また、インプットはそれぞれの英文で2回。1回めは音を聞き取るため。2回めはシャドウイングをしながら行います。シャドウイングは、音声に集中しながらほぼ同時に真似て発話をすることです。「聞く」と「言う」を同時に行うため、インテイクにつながる非常に重要なステップです。 3)音と絵(イメージ)の一致は必須 インプットは音だけではありません。対応する絵カードをさがす一連の流れもそのプロセスに含まれます。音として聞いた英文と、視覚的なイメージが結びつくことで、旅人は意味のネットワークを少しずつ形成していきます。なかなか音と絵が一致しない旅人が現れた場合の救済策についてはこちらのブログでご案内しました。 さあ、次はインテイク。ここから先は次回のお楽しみ、といたしましょう。【難波】 #
by selm_BB
| 2026-02-20 12:10
| BBカードメソッド
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2026年 02月 05日
![]() from Pixabay B.B.カードを使った英語学習の旅のお話のつづきです。 まずは「音を入り口にした言語獲得のプロセス」について支える3本の柱について簡単におさらいしましょう。 3本の柱とは 「遊び」「気づき」「分からないことに耐える力」です。 「遊び」であるため旅の案内人は教えることをしません。覚えることが苦手な子どもにとってもとっつきやすいです。そして韻を踏んだリズミカルな英文を意味を覚える必要がないまま口にすることで、まずは「英語を言える」という感覚が育つようです。それを体感している子どもは、ほんとうに嬉しそう。自信の芽生えです。 そのままB.B.センテンスを言っているうちに、単なる音のかたまりだったものが、次第に、意味があること、一定の法則で順番があること、それぞれの音に対応する文字があること、などにも気づいていきます。これが「気づき」です。体験的にことばを身につけていくプロセスは母語の習得プロセスと似ていると思いませんか?教えることなく、この気づきを促すのが案内人の役目ですね。 遊びつつ、色々なことに気づいていくうちに、自然に「わからないことに耐える力」も身につけていきます。なおかつ、繰り返し口にするB.B.センテンスの英語の音が、それぞれの子どもの中に「言語資源」として、どんどんたまっていきます。「わからないままでも繰り返すことで、音が染み込んでいく」とは、つまり意識しないうちに英語の持つ特徴について、感覚的に「理解」していくようになる、ということです。 文法的な説明ができなくても正しい語順や言い回しがわかる、正しくない語順だったりすると「何か変」と感じる。B.B.メソッドが子どもに身につけてもらいたいと考えている「語感」の正体がこれです。「暗示的知識」とも呼ばれ、第二言語を習得する際になくてはならない力でもあります。 「遊ぶ」「気づく」「わからないことに耐える」 この三つの柱があることで「語感=内的な力」が育ちます。旅の案内人に、心して臨んでいただきたいポイントです。そして旅が順調に進んだ場合、週に一回、1時間程度の旅を続けていると半年から一年ほどすぎたころ、何も言わなくても勝手に自分の言いたいことをB.B.センテンスにからめて言い出す子どもが登場します。 一方、何も言わない子も現れます。さあ、どうしましょう?なのですが、あせることはありません。その子の中に表現したい!と思えることがないだけかもしれません。また、まだまだ「遊ぶ」「気づく」「わからないことに耐える」経験が必要なのかもしれません。案内人こそ「待つことに耐える」力を身につけたいものですね。【難波】 #
by selm_BB
| 2026-02-05 00:00
| BBカードメソッド
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2026年 01月 25日
![]() 今日は全国的に日本海側がとんでもない積雪量になりましたが、札幌もとんでもないことになっています。新千歳空港に行くJRも高速道路も動かず、市内中心部でもあちこちで車もバスもトラックもスタック祭り。共通テストがこんなお天気でなくて本当によかったです。 そんな今日、英検の本会場の受験日でしたね。うちの教室からも10人ほど受けに行ったはず。まずは会場にたどり着けるかどうかを心配しましたが、大丈夫だったようです。 うちは、夏冬の長期休みに英検過去問講習をしています。と言っても、級別に数名ずつ集まって過去問を解くだけです。BBでたっぷり遊んで、受ける素地は十分にできているという前提で、講習はあくまでも問題に慣れることがメインです。うちはずっと変わらずそのやり方なので、過去問以外は何も使いません。予習も暗記も無し。リスニングは1回分一緒にやって、残りはお家で耳鳴らし。“宿題”は復習(音読)だけ。それで無理なく合格しそうな級を受けるということもありますが、過去問を解くだけで十分なのです。 ただ、今回は、いつもとちょっと勝手の違うことがありました。今年度は、BB歴の浅い高学年や、小学生でBBを経験せずに入ってきた中学生の中にも英検受験希望者が数名いたのです。 他のスクールなどで英語歴の有る子もいましたし、中学生なら学校でももちろん英語はやっています。要領をつかむのが得意な子もいますし、慣れることである程度は何とかなるという気持ちもありました。せっかくの希望ですから、できるだけのことはしました。少なくとも「もう英検なんか受けたくない」と感じるような講習にはならなかったとは思います。 ただ、過去問講習を終えてみて、率直に感じたのは、英語の語感が育っているかどうか、そして、説明が「この文と同じだね」で済むか済まないかは、やはり大きいなということでした。無理にがんばらなくてもわかる感じ、1回で「そっか」と伝わる感じは、お互いに本当に楽です。逆に言えば、今回、BB育ちではない子達にはかなり気を遣いましたし、がんばりました、私が(笑) 普段も感じていますが、特にこういう経験を通して、B.B.カードやグラマーカードに、大切なことがいかにたくさん凝縮されているかがわかります。そして、それが染み込んで「感覚」のレベルになっていることが、いかに頑丈で柔軟な土台を作っているかがわかります。 でも、高学年からでも、中学生からでも、BBを選んでくれてよかったね!とも思います。BBに遅すぎることはありません!だって、またここから遊び込んで、使い込んでいけばいいのですから。
【魚住】 #
by selm_BB
| 2026-01-25 21:01
| BBあるある劇場
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