「BBカード」を使ったレッスンでは、芋づる式展開を通して、先生と生徒のインターラクションを提案しています。つまり、BBの絵カードや、センテンスカードから前もって情報を拾い上げ、どのようなインターラクションができるか、勉強会などでたくさんの頭で考えています。
絵カードはまず、Show-and-Tellに使えます。その後インターラクションへと繋げます。そして、センテンスに関して言えば、単語、句、センテンスなどの情報をもとにインターラクションの「ネタ」を考えます。
これは北海道の勉強会で上がってきたインターラクションのネタの一つです。
The flying fish will get to the forest by four.↓
What's "four"? It's the number between 3 and 5.
4 is the sum of 2 and 2, or 1 and 3.
Two times two equals four.
In Japan four is considered to be a bad number. Why?
Do you know any good images about 4?
Have you ever found a four-leaf clover?
Did it bring some good luck to you?
たった1語"four"という単語で、芋づるは数字の位置や足し算、掛け算、言い伝えや生活にまで伸びていますよね。この芋づるは明確なイメージと共にBBにはない単語をたくさん持っています。また、センテンス自体も、一見してわかるように、聞いて理解できる、真似て言える、あるいは真似て作れそうな、即、応用できそうなセンテンスですね。
少々難しい単語があったとしても、BBレベル1*の子どもたちにはそれらの意味を推測できる力がついていますから、レベル的には、おそらく少なくとも70~80%くらいは理解できるはずです。これは、子どもたちにとって「よくは分からないけど、何となく分かる」状態です。この感覚は子どもたちに自己肯定感を与えてくれます。
BBカードを種イモにして、そこから芋づるをたくさん生やし、たくさんインターラクションをし、新しいお芋をたくさん収穫して欲しいですね。 【難波】
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*BBレベル1 : BBのセンテンスが言えて、同時に意味も分かるレベル。