逆立ちしたら見えるかな?(27) |
ア ゆっくりはっきりと話された際に、自分のことや身の回りの物を表す簡単な語句を聞き取れるようにする。
イ ゆっくりはっきりと話された際に、身近で簡単な事柄に関する基本的な表現の意味が分かるようにする。
ウ 文字の読み方が発音されるのを聞いた際に、どの文字であるかが分かるようにする。
音声言語の認識や習得能力が高い。
情意フィルター(新しい音に対しての抵抗感)が低い。
からだ感覚で物事を習得する能力が高い。
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2017年 11月 16日
こんにちは。
難波です。 前回の「逆立ちしたら見えるかな?(26)に引き続き、文科省が2017年3月に発表した小学校の「学習指導要領・外国語」を読んでの雑感です。 指導要領の目標に続いては、指導内容についての記述があります。その中で、特に気になったのが以下の「聞くこと」についての説明です。
「ゆっくりはっきり」と話された、、、」が強調されていますね。まるで枕詞のようです。一見、学ぶ側の負担がないように配慮された上での提案のように見えますが、果たしてそうでしょうか? この提案の根っこには、「言葉の最小単位は単語である」という考え方があるように思います。確かに母語で幼い子どもたちが最初に「発話」するものは、「ママ」だったり「ダダ」であったり、対象物を表す「単語」のように見えます。しかし、だからといってインプットの段階で「ゆっくり、はっきり」したものばかり耳にしているでしょうか?生まれてから発話を行うまでの数年間、膨大な量の「ナチュラルな流れ」の言葉のやり取りを聞いている、その期間が必ずあるのです。 さらに、子どもたちには、おとなと比べて、以下のような素晴らしい能力があります。
そして、小学生の段階であれば、遊びの中で英語に触れさせる余裕もあります。 こうしたものを活用できる時期だからこそ、「ゆっくりはっきり」ではなく、自然の速度で話される音声にたくさん触れさせてあげたいと考えます。 また、英文は「強弱」の自然なイントネーションが特徴的な言語です。学習の早い段階でその「流れ」に慣れることが必要ではないでしょうか?「はっきり、ゆっくり」と話されたものを「理解」すること、学習したことばを一語ずつ、文法構造も含めて「覚えていくこと」が「英語がわかること」だと学習の初期に身につけてしまうと、その後に続く英語学習がさらに難しいものになるのではないかと懸念します。 【難波】
by selm_BB
| 2017-11-16 00:00
| BBカードメソッド
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