逆立ちしたら見えるかな?(29) |
カレンダー
My Link
カテゴリ
記事ランキング
以前の記事
2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 2023年 05月 more... 最新のコメント
タグ
検索
ブログジャンル
|
2017年 12月 28日
2017年もそろそろ終わりですね。 前回の「逆立ちしたら見えるかな」でご紹介したように児童英語関係の勉強会、研究会で今年も何回かB.B.カードについて、セルムの考えについて、皆様にお話をさせていただく機会がありました。 声をかけてくださった関係諸氏、また参加してくださった皆様に深く感謝を申し上げます。
生来、人様の前でお話をするのが苦手な私が曲がりなりにも「プレゼン」のような形で発表するようになったことについては自分でも「よくやってるなあ」と感じることが多々あるのですが、正直申し上げますと、毎回、発表内容についてはなかなか満足のいく形にならず、歯がゆい思いをしております。 自分の能力のなさに呆れる一方、プレゼンの経験を積むうちに、気づいたことがあります。 それは、B.B.カードについて説明することが難しいのは、「B.B.カード」を使った英語指導が従来の「英語指導」の枠組み、考え方にうまくはまらないからだ!いうことです。 例えば、今年、ある会合で発表した際のテーマは「ライティング」でした。英検でもライティングが判定材料に用いられるなど、英語関係者の皆さんにとっては今風の言葉でいうと「バズワード(buzz word)」が「ライティング」だったようです。 また、巷でも「4技能」などという言葉が飛び交い、「スピーキング」「リスニング」「リーディング」「ライティング」などの各項目に分けて「どんな教え方がいいのか?」「どんな教材が有効か?」などと丁々発止の論議がくりひろげられていますね。 ところがB.B.カードにおきましては、それぞれの分野に特化した形で説明することが難しいのです。というのも、B.B.メソッドでは、それぞれの技能を有機的な形で身につけていくことを目指しているからなのです。この「ライティング」のテーマでお話しするときも、あれこれ考えあぐねた末に、「B.B.カードについて話す場合、各技能に特化して取り出して説明してしまうと誤解を招いたり、言葉足らずで終わってしまう」と腹をくくりまして、参加者のみなさまには「但し書き」のような「言い訳」のような「BBメソッド全体」について説明する補足のハンドアウトをお渡しした次第です。 「子ども英語教育研究大会」に参加の際も、毎年、様々なテーマがありました。過去かかげられていたテーマは、「英文法」、「子どもがワクワクする授業」、「英語の音声指導、文字指導、音声と文字を繋げる指導」でした。そして今回は先にご紹介した通り「深い学びとは?」です。セルムでもそれぞれのテーマに沿ったサブタイトルをつけてプレゼンをしたのですが、ここで白状いたしますと、プレゼンの中身は毎回、ぜ〜んぶ同じだったのです。テーマをいただき、あれこれと頭をひねるものの、「B.B.メソッドは音素、語彙、文法規則などを取り出して各部分に切り分けて教えてはいない」という結論に落ち着いてしまうのです。そして「やっぱり、B.B.について根気よく説明しよう」と気持ちを奮い立たせて壇上にのぼっている次第です。 ただ、今年最後のプレゼンで「B.B.カードと従来の英語教授法の違い」について表現の仕方を次のように変えてみました。 今までは、両者について「進め方の違い」をお伝えしてきたのですが、今回は「着地点の違い」にフォーカスしてみました。いかがでしょうか。多少なりともご理解の助けになっておりますでしょうか。 来年は、今まで温めていたインタラクションに関する工夫と、その第1回目の結果についてご報告ができればと思っています。どうぞご期待ください。 皆様、今年もこのブログにお立ち寄りくださりありがとうございました。 2018年が皆様にとって実りある一年でありますよう心よりお祈り申し上げます。【難波】
by selm_BB
| 2017-12-28 00:00
| BBカードメソッド
|
Trackback
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||