BBあるある劇場 (32) 〜 BBでいいんだ 〜 |
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2018年 07月 15日
先日、あるご質問をいただきました。 私の前回のブログの内容についてです。 本当は、学校の教科書を使ったりテスト対策をすることをやめて、BBだけで授業を進めたいのですが、どうしても臆病になってしまいます。 理想と現実の間で苦しんでいます。 学校の勉強をみなくなって、生徒にどのような変化がありましたか? 保護者の反応はどうでしたか? わかります。とってもよくわかります。私もそうでしたから。もしかしたら、今これを読んでくださっている皆さんの中にも、同じ思いをお持ちの方がいるかもしれませんね。 まず、最初に1つお断りしておきますが、ここに「正解」を書くことはできません。なぜなら、「正解」は存在しないからです。「正解」があるとすれば、それは皆さん一人一人が自分で見つけることしかできないと思います。 そして、もう1つ。学校の英語をみることが間違っている訳でも、みないことが理想なわけでもないと思います。その「正解」も、皆さんの中にしかないと思います。 その上で、自分がどうだったかを、今回から何回かに分けて書いてみようと思います。今回はまず、うちの教室がどんな経緯で学校の英語から離れていったかを、時間を追って書くだけにします。 * * * * * * * * * * 実は、私も、学校の英語をある日突然「やめた!」と放り出した訳ではありません。3〜4年は悩みながら、だんだん変わっていきました。 もともと、BBに切り替える前から、毎週のように「はい、教科書出して!」と学校の勉強をみていた訳ではなく、定期テストが終わった後にわからなかったところを復習したり、次のテストの2週間くらい前になるとテスト対策っぽいことをするという状態でした。 復習に費やす90分はつまらないものでしたし、テスト対策も90分×2週やったところで、たかが3時間。ノー勉の状態から始めれば、時間が足りな過ぎます。そして、せっかく練習したところを間違えれば「そこ、やったじゃない」とがっかりしたり、ケアレスミスまで面倒見切れないという気持ちがあったり...。キリがありませんでした(泣) それなら...と、方針転換。勉強そのものを教えるのではなく、「勉強のし方」を教えることにしました。教科書ガイドを必ず持たせて日本語訳を見れば英語で言えて書けるように。大事そうな文は疑問文や否定文に変換ができるように。ノートの作り方のアイディアを出し、宿題にして、その上でわからないところを2週の授業で練習させました。 それが定着してくると、テスト前2週は教室は「自習室」になり、わからないところだけ聞いてくれるようになりました。やがて、ほとんどの子が、テスト前2週は「家で勉強するので休みます」と言って、来なくなりました。 私は、その様子を見て、自立した学習者を育てつつあるのだと満足していました。いえ、そう思おうとしていました。でも、現実はというと、テストが返って来た週には一喜一憂することの繰り返し。子ども達を見送ってドアを閉めた後にはため息も漏れました。 そんなある日、びっくりすることが。テスト数日前だというのに、「気分転換にBBがやりたい」と言って休まずに来た子達がいたのです。 私は、ハッとしました。実は、自分自身がテストの呪縛に苦しんでいたのだと。その呪縛から解放されたような不思議な気持ちで、その子達と90分遊びました。いろいろな言い換えをして、大笑いして、いつも通り遊びながら、「あぁ、これでいいんだ...」と思いました。今まで見えていなかった、大事なことに気づかせてもらったのです。 今から7、8年前のことです。 * * * * * * * * * * 今でも、テスト前は休む子は休みますし、来る子は来ます。その状況は変わっていませんが、教室で学校の教科書を開くことはなくなりました。定期テストの後、点数が良かった時、上がった時は、子ども達の方から報告してくれることもあります。英語だけではなく、他の科目の問題のことも愚痴ったりして30分過ぎることもあります。私は聞き役。気が済んだら、BBです。 さて、「あぁ、これでいいんだ...」と思えたあの時、私に何が起こっていたのでしょう? 実は、悩んでいた3、4年の間に、単に学校の勉強に対する姿勢が変わっていっただけではありませんでした。私の中で、BBの存在もどんどん変化していたのです。だからこそ、BBだけでいいんだと思えたのかもしれません。 それについては、また次回ということで ^^ 【魚住】
by selm_BB
| 2018-07-15 00:00
| BBあるある劇場
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