BBあるある劇場 (46) 〜 バランスとタイミング 〜 |
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2019年 11月 05日
こんにちは、魚住です ^^
北海道はそろそろコートが必要な季節になりました。すでに最低気温がマイナスになっているところもあります。写真は、まだ葉が金色に輝いていた北海道大学キャンパス内のイチョウ並木。10日ほど前に撮ったものです。 さて、時代はいっきに遡り、私が中学生の時のこと。 美術の先生が授業中に話された何気ない一言が、強烈に印象に残っていました。 「何色と何色を組み合わせてはいけないなんていうことはないんだよ。全てはバランスの問題なんだ。」 実際、意外な色を組み合わせると不思議なわくわくがありました。まさかの色をちょっと差す効果も実感しました。全てやってみなければわからないことでした。 少し大人になって、これは色に関してだけではなく、ありとあらゆることに当てはまると感じるようになりました。さらには、バランスだけではなく、タイミングにも言えるのではないかと考えるようにもなりました。正しいか間違っているかではなく、バランスやタイミングによって、意外な効果を引き出したり、新しいものが生まれたりするのだと。 ただ、ちょっぴり勇気も必要です。理屈抜きでやってみないとわからないこともたくさんあります。でも、そうすることで、それまで信じていたことが思い込みだったと気づけることもあります。そういう経験を通して味わった「快感」が、やがてセンスを育てていくのだと、今は思っています。 すっかり大人になって、B.B.カードに出会いました。初めは、難波先生のおっしゃることがなかなか理解できなかったり、失敗を重ねたりもしました。自信が持てないこともありました。それまで当たり前にやっていた「教える」ということを止めてひたすら「遊ぶ」。「全体から個へ」に「できるが先、知るは後」と順番も真逆。でも、思い切ってやってみたおかげで、想像もしなかったことが起こり始めました。 B.B.カードを使い始めて、かれこれ15年近くになります。 子どもの学びには、こちらが何をどういう順番で「教える」かではなく、差し出すバランスとタイミングにこそ重要な意味があることに気づくことができました。そして、ひとりひとりが学び取るバランスとタイミングもまた違うということにも気づきました。過去のやり方に囚われていたら、教えることや積み上げることにこだわっていたら、見えなかったことがたくさんあります。 自分が中学生の時に美術の先生に気づかせてもらった大事なことを、これからの子ども達の英語の土台づくりに活かせたなら、恩送りになるでしょうか。子ども達ひとりひとりの学びが、個性豊かな、わくわくするような色で輝き続けられるよう、今の私にできることをがんばってみます。 【魚住】
by selm_BB
| 2019-11-05 00:40
| BBあるある劇場
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