逆立ちしたら見えるかな(52)ようこそ!英語寺子屋へ(2) |
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2019年 12月 25日
難波です。 師走も押し迫って参りましたね。
みなさま、お忙しくお過ごしのことと思います。 前回に引き続き、セルム本部で開催している「英語寺子屋」の様子をご報告をいたします。「英語寺子屋」は、B.B.カードに興味をお持ちの皆さまに、子どもたちと実際に一緒に「遊んで」もらうことを通じてB.B.メソッドについて理解を深めてもらうことを目的としています。毎回、幼稚園児から小学校低学年くらいまでのお子さんや保護者の方、学校の先生などが参加してくださっております。 さて、私が担当した「英語寺子屋」ですが、月の名前の歌やそれに続くアクティビティの後、いよいよ「B.B.カード」で遊びました。この回は、初参加の学校の先生がいらっしゃいましたので、まずはダイヤマークのカードでビンゴを2回、頭脳ビンゴを1回しました。ゲームをしながらの声かけはセンテンスの意味内容を知るための「意味取りの声かけ」と新しい単語に触れる、文構造を知るための「語彙の代入」の二つを行いました。そのほか、子どもたちがセンテンスの意味内容をイメージできているかどうかを確認するための質問も入れました。 今回の工夫として、子どもたちに「先生役」のボランティアを募りました。すると3名が「先生役」を引き受けてくれたのです。それぞれを簡単にご紹介します。(子どもたちですが、敬意を表するために「先生」の呼称をつけますね。) S先生: 性格はとてもシャイ。B.B.センテンスは8割ほど言えるのですが、ひとりで言うことには自信がなさそうでした。しかし、これは出だしのひとことに自信がないだけで、出だしのひとことを聞けば最後までスラスラ言えるのでした。 R先生: 積極的な性格。B.B.センテンスは自信を持って絵を見るとすぐに言えます。自宅に「B.B.カード」があり、CDを聞いたりご両親と一緒に遊んでいるそうです。 N先生: この先生も積極的な性格です。思ったことはすぐに言葉にします。自分の気持ちに忠実なタイプです。B.B.センテンス は、「自分が『大丈夫。言える。』と思っているカードについては大きな声で言いますが、それ以外は、たとえ「上手に言えているよ。すごいね。」とか「ちゃんと言えているよ。とてもいいね。」などと褒めても絶対に口にしようとはしません。どんな言葉がけが彼女に自信を持たせるのでしょう?きっと、自分で自信を持てたと確信したら一気に大きな声で言うようになるとは思います。それがいつになるのかが楽しみです。 どうでしょう?3名のような生徒さんは皆さんのお教室にもいらっしゃるのではないでしょうか?シャイだったり、積極的だったり、頑固だったり、子どもたちは、千差万別ですね。 さて、このかわいい先生方がレッスン中に困ってしまったときは、もちろんサポートをしました。様子を見ていたところ、今回、先生役を依頼したタイミングは早すぎず、遅すぎずちょうど良かったようです。というのも、どの子も程度の差はあれど「自信を持って言えるセンテンスもあれば、そうでもないセンテンスもあった」からです。 子どもたちに先生役をお願いするのは、効力感や自信を持ってもらうためでもあるのですが、英語学習的にも、「なんとなく英語らしいリズムとイントネーションで全文を言う」段階から一つステップアップするためにも必要だと考えるからです。 先生役をすると子供たちは、とにもかくにもセンテンスを言わなければなりません。「あれ、、言えないよー。」と助けをもとめられたとき、私は「ささやき声で全文を言う」ことにしています。すると、こちらの口元を見ながら耳を傾けて、それはそれは真剣に聞き、まねをしてくれます。もちろん、先生役以外の子どもたちも聞いているわけです。このサポートのプロセスを通して、連続音や脱落音の部分に子どもたちは気づき、言えるようになることでしょう。それが、将来行う実際の会話での聞き取りやスピーキングに効力を発すると考えています。 2019年もこのセルムブログをお読みくださりありがとうございました。 新年がみなさまにとって幸多い一年になりますよう心より願っております。 【難波】
by selm_BB
| 2019-12-25 00:00
| BBカードメソッド
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