逆立ちしたら見えるかな(81)B.B.メソッドのすべて(23)第二章 B.B.カードの仕組み(4)センテンス |
カレンダー
My Link
カテゴリ
記事ランキング
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... 最新のコメント
タグ
検索
ブログジャンル
|
2021年 08月 05日
難波です。 B.B.カードを作るにあたり「必要な語彙」のリストアップはできました。さあ、次はセンテンス作りです。一番に重視したのは、 「口にして楽しく言いやすい」」ことです。 この条件にかなうものといえば、Mother Goose rhymesのほかには思いつきませんでした。イギリスで口伝えに受け継がれてきた一連の童謡、わらべうた。イギリスやアメリカの子どもたちなら誰でも知っていると言われています。 そして、Mother Gooseにならって、B.B.カードも全て韻を踏んだセンテンスに仕上げたのです。一部、Mother Gooseからの借用もあります。「韻を踏む」を重視して「楽しく言いやすい」センテンスになることを目指した結果、内容的には相当Sillyな(つまり「ばかばかしい」)ものも生まれました。逆にそこがB.B.カードの魅力となり、センテンスの記憶維持に一役かうことになったのは、まさに「怪我の功名」と言えるかもしれません。 しかし、このセンテンスの意味内容がたとえSillyなものになってでも「楽しく言いやすい」センテンスでなければならない大事な理由があります。それは一体何だと思われますか? 「覚えやすい」から?確かにそれも大事な理由の一つではあります。 実は、「楽しく言いやすい」ものならば、何度も何度も思わず口に出してしまいますよね。この「思わず口にしてしまう」という特徴があるため、膨大な量の英語を繰り返し耳にして言うことが可能になります。 また、ばかばかしい「内容」であってもセンテンスである以上、「意味」がふくまれています。この「意味がある文章」をまるごと繰り返し聞いて、口にすることで、母語の習得のプロセスに準じた形で英語が習得されるのです。ですから、B.B.メソッドにおいては「センテンス」こそ最初の「音の単位」だと考えます。 最近では学校英語でも「音」を重視するようになっていますが、その「単位」は「音素」と対応する「文字」ですね。「"b"という文字は[b](ブ)」という音」という形で、文字の学習と同時にその音を学ぶようです。一見、合理的に見えるのですが、果たしてそうでしょうか? B.B.メソッドでは「意味のある音(センテンス)ありき」です。そこがたっぷり入った後、今度は文字カードを混入して遊びます。「あ、この音はこんな風な文字なんだ」と子どもたちが視覚的に「気づく」ことを狙っています。学ぶ側の主体的な「気づき」が始まれば、その後の学びは大変スムーズに進むのです。 さて、「言いやすい」ことを目指したB.B.センテンスですが、「ばかばかしい」ものが含まれてしまったもう一つの理由については次回、お話いたします。【難波】
by selm_BB
| 2021-08-05 00:00
| B.B.メソッドのすべて
|
Trackback
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||