逆立ちしたら見えるかな(93) B.B.レッスンのあれこれ(3) ゲーム "Simon Says" |
では始めます。
T: Simon says "Say Dolly Dimple's abracadabra."
Ss: Dolly Dimple danced with a dog.
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2022年 02月 15日
こんにちは 難波です。 B.B.カードをお使いの先生方は、歌やゲームも組み合わせてレッスンにお臨みのことと思います。今回は、子どもたちにも人気で、B.B.メソッドの考え方ともなじむゲーム "Simon Says"(「サイモン先生の命令」)についてお話しします。 このゲームは、多くの皆さんがご存知のことでしょう。サイモンさん(リーダー)の命令がある時にだけ、それに従うというシンプルな遊びです。最後までサイモンさんの命令を間違えなかった人が勝者、というルールですが、特に勝敗を決めなくても楽しめますね。 遊び方はこんな感じです。 (T: 先生 Ss:生徒) T: We are going to play "Simon Says Game." これから"Simon Says"のゲームをします。If I say "Simon says" before my orders, follow my orders. 先生が "Simon Says"と言ったら、先生の命令に従ってね。If I don't say "Simon says " before my orders, don't follow my orders. もし先生が"Simon says"と言わなかったら、命令に従ってはいけません。分かった? Are you ready? では始めます。 Stand up! *ここで大概、生徒たちはうっかり立ち上がってしまいます。大笑いになって、これがアイスブレイカーとなり、和やかにゲームを始めることができます。もう少しゲームの様子を見てみましょうか。 T: Simon says, "Jump!" Ss: ジャンプをする *先生も一緒にジャンプをしましょう。サイモンさんの命令を先生が一緒にすれば、生徒は真似をするだけでいいです。これで「言葉の壁」のハードルがグッと下がります。 T: Simon says, "Clap your hands twice!" Ss : 手を2回叩く。(先生も一緒にジェスチャー。次からも同様。) T: Simon says, "Touch your toes!" Ss: 足のつま先を触る。 T: Simon says, "Hop like a frog!" Ss: カエルのように跳ねる。 T: Simon says, "Play the air guitar!" Ss: ギターを弾く真似をする。 T: Simon says、"Walk like a penguin!" Ss: ペンギン歩きをする。 T: Walk like a gorilla! あれれ、ここで動いてしまう生徒もいるかもしれません。Simon saysがないので動いてはいけないですね。続けましょう。 T: I didn't say "Simon says." 動いたらダメだよー。 Let's play again. Simon says "Say Mad Monkey’s abracadabra." Ss : ???? T: Mad Monkey made a lot of Money. Ss:(ああ、そうか!の表情で) Mad Monkey made a lot of money. T: Simon says "Say Dolly Dimple's abracadabra." Ss: Dolly Dimple danced with a dog. 上の最後の二つでは、ちゃっかりB.B.センテンスを言わせています。こんな風なアレンジも可能ですね。その他、"Make a funny face!"(変顔をする)(注1) "Do a silly dance!"(それぞれ勝手な踊りをする)など、いくらでも楽しく発展しそうです。 このゲームの特徴は、よく聞いていないと間違えてしまうので、集中力が必要な点。リスニング力も鍛えられますね。しかも耳、目、頭、身体を使って楽しみながら「言葉」に触れるので母語習得の時のように無意識的に英語が潜在記憶に送り込まれます。これが、B.B.メソッドとなじみが良い理由です。しかもインタラクションの形にはなっていませんが、使う英語が「命令文」として整った文です。「全体」ですね。そして、それを子どもたちは真似をして、言葉として使うことができます。そればかりか、子どもたちは目的語の部分を変えるなどして、自発語として発話し始めます。これは小さな成功体験であり、自己効力感につながります。英語学習に向けて大事な動機付けになるのです。 参考までに「サイモンさんの命令」の例をご紹介します。他にも色々アレンジできるはずです。【難波】 注1上の"Simon says"で "Mad Monkey made a lot of money."の後に次のように続けることもお勧めです。 T: Simon says "Make a funny face!" Ss: 変顔をする。 T: Simon says " Make a sound of sheep!" Ss: Baa, Baa. (羊の鳴き声) T: "Make a squat!" Ss: スクワットをする。(これはひっかけですね^^) T: Uh,oh. I didn't say "Simon says." Let's play again. なぜお勧めするかというと、このような刷り込みにより、makeという幅広い意味を持つ単語の「中核的」なニュアンスがなんとなくつかめるようになるはずだからです。他にもhave, get, take, giveなどは色々な表現で使えるということを工夫して取り上げるといいでしょう。
by selm_BB
| 2022-02-15 00:00
| BBカードメソッド
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