逆立ちしたら見えるかな?(28) |
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2017年 12月 07日
先月末、私にとって今年最後のイベントとなる「第5回子ども英語教育研究大会」(11月25日 於:大阪市関西外語専門学校)に参加し、B.B.カードのプレゼンテーションをいたしました。今回は、それに関連してのエピソードを紹介します。 大会テーマは「深い学び」。このテーマに基づいてまずは、プレゼンテーションのタイトルを決めることから準備を始めました。 そもそも「深い学び」とはなんぞや?というところから考えなければいけません。もちろん、ない知恵をしぼりあれこれ考えましたよ。でもすぐにあきらめました。 正直なところ、学びが深いか浅いかの問題を考える暇があったら、「勉強が嫌い」「暗記が苦手」という目の前の子どもたちに、英語は決して難しいものではないと思わせてあげたい、どうすればそれができるのかを探求していきたいというのが私の考えです。学習の入り口にたったばかりの子どもたちに最初から努力を強いるようなことはしたくありません。本格的に語学の学習をはじめれば、地道な努力や大量の暗記をしなければならない場面も出てくるでしょう。その時が来ても「だいじょうぶ」と耐えることができるための「学ぶための基礎体力」をつけるのが、初めて英語と出会う子どもたちに私たちがしてあげられることではないでしょうか。 そういうへそ曲がりの頑固者ですので、タイトルは思い切ってちょっと軽めに、どこかで聞いたことがあるものにしました。 「どの子もときめく魔法の英語学習法」です。 サブタイトルは「英語の『きほん』は遊んで学ぶ」としました。「魔法」だの「遊んで」だのと「深い学び」とはおよそ縁のないタイトルです。果たして何人の方が興味を持ってくださるのか、一瞥してふざけていると思われてしまうのか、あまのじゃくな私は、半分は、ちょっと楽しみでした。(大会関係者の方には申し訳なかったです。ついついいたずら心を持ってしまうのは私の悪い癖なのです。) そして、大会本部から連絡があった参加者人数は、「5名」でした。 これがわかった時には、「5人も申し込んだの?いや、申し込んでくださったの?」「どんな方々なのか、どうしてこのタイトルで参加しようと思ったのか、早く膝を突き合わせてお話がしたいっ!」と思いました。素直に受け止めてくださったにせよ、「どんな『へそまがり』がプレゼンをするんだろう?」と思ってくださったにせよ、参加希望の皆さんに逆にお尋ねしたいことがたくさん湧き上がってきたのです。「5名なら、いろんなお話ができるかもしれない。楽しみだなぁ。」と大変わくわくしていました。不謹慎な態度で、大会関係者の皆様、ほんとうにごめんなさい!) 実際、ふたをあけてみれば、当日の参加者総数は29名。会場の教室は満席でした。これはこれで、予想外の大変嬉しいできごととなりました。大会関係者の皆様のご尽力の賜物かと存じます。深く感謝しております。 聞くところによると、今回の「子ども英語教育研究大会」は当初の参加申込者が非常に少なく、実行委員の皆様は、スケジュールの変更や集客などの対応で大変ご苦労なさったとのことです。この集まりは民間の英語関係団体と、公教育に携わる学校の先生との垣根を取り去り、ともに研究、交流すること」をモットーに開催される年に一度のイベントです。大会関係者の皆様の熱意にほだされ、私どももここ数回参加しておりますが、この類の大会は他にはあまりないのではないでしょうか。ぜひ、今後とも続けていただきたいものです。 大会当日、最初に申し込んでくださった5名の方も会場のどこかに座っていらっしゃったのでしょうが、どなたかはわからないままでした。もし、このブログをお読みでしたら、こっそり連絡いただけませんか?なんだか、気になってうまく年を越せない気分です(笑)【難波】 #
by selm_BB
| 2017-12-07 00:00
| BBカードメソッド
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2017年 11月 30日
こんにちは、スタッフの木島です。 早いもので明日から師走、今年もあとひと月で終わりですね。 12月は英語教室の先生方が新年度から導入する教材を探し始める時期で、セルムへもB.B.カードについてのお問い合わせがよく来ます。 ネットでの評判を見て、あるいは英語の先生仲間から勧められて、BBカードに興味を持つ方が多いようです。最近は、家で子どもと一緒に遊びたいという親御さんからのお問い合わせも増えてきました。 今日は皆さんによく尋ねられる質問をご紹介します。 「あんなに長いB.B.カードのセンテンスを、子ども達は覚えられますか?」 はい、暗記を強いらなければ大丈夫です。 「早口ことば、言えるかな?」というような気楽な雰囲気を作ることで、子ども達は言葉遊びを楽しむようにセンテンスを飽きずに口ずさみます。 そして、ゲームをしながら繰り返し声に出しているうちに、流ちょうに言えるようになるのです。 「保護者の方にカードを購入して頂くにあたり、どのような教材だと説明したらいいでしょうか」 まず、保護者の方にもB.B.カードで一緒に遊んでもらい、当てる喜びや韻を踏んだ心地よいリズムを体験して頂くとよいと思います。 そのうえで、B.B.カードで繰り返し遊ぶことによる学習効果を説明したらいかがでしょうか。 「B.B.メソッドのカリキュラムはありませんか?」 決まったカリキュラムはありませんが、大まかな学習ステップは図の通りです。 B.B.カードは、使う人の創意工夫が入り込む余地のとても大きな教材で、それぞれの先生が、生徒一人一人をよく観察して、その時その子が必要なことを教えています。 B.B.カードにご興味のある方は、ぜひ入門講座にご参加ください。北海道、東京、千葉、長野、愛知、兵庫、広島、熊本で開催しています。 【木島】 #
by selm_BB
| 2017-11-30 02:54
| B.B.カードのひみつ
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2017年 11月 23日
4月下旬からスタートした2年生の英語活動は、10月はじめに第16回目を迎えました。既に22~3枚のB.B.カードを使い「ビンゴ」や「当てっこクイズ」などをしながら、皆でBBセンテンスをシャドウィングしています。 英語を単語単位では無く、センテンス単位で言えると、子ども達は「英語がしゃべれて嬉しい!」と感じるようです。そういう感想を聞くと私は心の中で「ヤッター!」という気持ちになります。「自分はできる!」と自己肯定できる子ども達は、ますますやる気が出てくるのを知っていますから。!(^^)! この日は少しハードルを上げて、初めての「UFOゲーム」をしました。クラスを2つのチームに分けての紅白戦です。こんな時のチーム分けもHRTが「運動会の赤白チームに分かれましょう!」との一声で、子ども達は左右に分かれ部屋の両端に並びました。(素晴らしい!) Big BBカードを部屋の中央にアルファベットの「U」の形に並べていきます。(写真参照)各チームの子ども達は、順番を決めてそれぞれ「U」の両端からカードに沿って2列に並んで立ちます。先頭の二人は向かい合って足元のカードの真上で両手をつないで待機。 “Ready Go!”の合図で赤、白チームのスターターはしっかり手をつなぎ、1枚ずつカードのセンテンスを言っては隣に移動します。この時、待機している各チームメンバ―も一緒に声を出すのがルールです。途中で相手チームと出会ったらジャンケンします。Rock, Scissors, and Paper, One,Two, Three! 勝ったチームはその場所から先に進み、負けたチームは又スタートから始めます。その際、選手は両チームとも次の選手と交替。相手のスタート地点に早く着いたチームが勝利します。 普段のビンゴゲームでは、すわったまま皆でシャドウィングし、該当カードを裏返すという単純作業でした。それでも子ども達は飽きることなく楽しんできました。しかし、今回はチームメンバーも周りで一緒に声を出すとはいえ、プレイヤーは2人で順番にカードのセンテンスを言い、ジャンケンで勝敗が左右されるという大変ドキドキ、わくわく感の伴うゲームだったのです。 チームによっては何度もジャンケンに勝ち、やっと、ゴール一歩手前までたどり着いたのに、1回のジャンケンで振り出しに戻ったり・・・と、中々勝負がつきません。そこで、HRTが「残り時間1分!」と宣言しました。 すると子ども達の動きに変化が。 ジャンケンをした後の、次のプレイヤーとの交替がとてもスピーディーになったのです。プレイヤー達のかたわらで成り行きを見守っている子が、ジャンケンが終わるとすぐ、どの場所からスタートするかを、次のプレイヤーに手で指示をしています。指示されたペアもいつでも動けるように待機していたのです。 見事な連携プレー! そして、センテンスを言うスピードの速いこと! 1分後の結果は、Uの中央から相手陣地に少しでも侵入しているチームの勝ちとなりました。 活動を振り返ってのシェアリングタイムでは、「ジャンケンは負けたけど、チームが勝ってよかった」 「負けたけど楽しかった。又やりたい。」そして、「沢山カードが言えたのが良かった。」と優等生の感想を言う子もいました!(^^)! この時間、子ども達は、はたして何回BBセンテンスを言ったことでしょう。改めて子ども達の成長を感じる時間となりました。【中村】
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by selm_BB
| 2017-11-23 00:00
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2017年 11月 16日
こんにちは。
難波です。 前回の「逆立ちしたら見えるかな?(26)に引き続き、文科省が2017年3月に発表した小学校の「学習指導要領・外国語」を読んでの雑感です。 指導要領の目標に続いては、指導内容についての記述があります。その中で、特に気になったのが以下の「聞くこと」についての説明です。
「ゆっくりはっきり」と話された、、、」が強調されていますね。まるで枕詞のようです。一見、学ぶ側の負担がないように配慮された上での提案のように見えますが、果たしてそうでしょうか? この提案の根っこには、「言葉の最小単位は単語である」という考え方があるように思います。確かに母語で幼い子どもたちが最初に「発話」するものは、「ママ」だったり「ダダ」であったり、対象物を表す「単語」のように見えます。しかし、だからといってインプットの段階で「ゆっくり、はっきり」したものばかり耳にしているでしょうか?生まれてから発話を行うまでの数年間、膨大な量の「ナチュラルな流れ」の言葉のやり取りを聞いている、その期間が必ずあるのです。 さらに、子どもたちには、おとなと比べて、以下のような素晴らしい能力があります。
そして、小学生の段階であれば、遊びの中で英語に触れさせる余裕もあります。 こうしたものを活用できる時期だからこそ、「ゆっくりはっきり」ではなく、自然の速度で話される音声にたくさん触れさせてあげたいと考えます。 また、英文は「強弱」の自然なイントネーションが特徴的な言語です。学習の早い段階でその「流れ」に慣れることが必要ではないでしょうか?「はっきり、ゆっくり」と話されたものを「理解」すること、学習したことばを一語ずつ、文法構造も含めて「覚えていくこと」が「英語がわかること」だと学習の初期に身につけてしまうと、その後に続く英語学習がさらに難しいものになるのではないかと懸念します。 【難波】 #
by selm_BB
| 2017-11-16 00:00
| BBカードメソッド
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2017年 11月 09日
ここ数日、暖かい札幌でしたが、来週からはついに最高気温も一桁になりそうです。教室の発表会まであと1ヵ月となり、いよいよ慌ただしくなってきました ^^;; 今月からはどのクラスもBBを完全にお休みして、劇、歌、ミニプレゼン、展示に向けて準備を始めたところです。 BBを導入した当初、BBを使わない時間がもったいないような気がして、10年続けていた発表会をやめようかと迷いました。迷った末、結局そのまま続けることにしましたが、何か確信があったわけではなく、単に、毎年楽しみにしてくれているイベントをやめてしまう決心がつかなかっただけです。 今は、はっきりと、「やめなくてよかった」と思っています。 うちの教室にとって発表会は「学校祭」。それ自体が「遊び」であって、けして「一年間で学んだことの集大成」的なものではありません。なぜなら、子ども達にとってBBは、積み上げていくものでもなければ、覚えようとして覚えるものでも勉強でもなくて、単に感覚的に染み込んでいくものだからです。「一年間で学んだこと」などというもの自体が存在していないのです。それをはっきりと感じるようになるにつれ、発表会の準備をする私自身にもいろいろな変化が起こりました。例えば、 台本を書く時の、英語のセリフに対する私の変化。 BB導入以前. . . 現在完了の文なんて、まだレッスンでやっていないしなぁ〜(~_~;) ↓ BB導入直後. . . せっかくだから、BBの言い換えをたくさんセリフに入れてあげよう〜♪ ↓ 現在. . . ここのシーン、ウケる...。(何も考えてない) 子ども達の声量に対する私の変化。 BB導入以前. . . 「もっと大きな声で言わないと聞こえないよ〜っ!」 ↓ BB導入直後. . . 「もっと大きな声で言わないと聞こえないよ〜っ!」 ↓ 現在. . . 自信がついて、楽しければ、そのうち声は自然に大きくなる。 という感じです ^^ 20年以上も発表会をやっていると、同じ演目の劇を何度も繰り返すこともあります。台本を比べてみると、セリフの量が明らかに増えています。古い台本を見ると「え?これだけ?」と感じるものも少なくありません。以前は、それを一生懸命練習していたのですね ^^;; 普段から文の単位でリピートすることに慣れているBBっ子達にとって、セリフをリピートして言ってみることは何の苦でもないようです。あとは大笑いしながら、楽しんで繰り返していくだけです。 「集大成」ではないのですが、子ども達の成長がよくわかるイベントであることは確かです。発表会自体は2時間で終わってしまいますが、作っていくプロセスがまた醍醐味でもあります。 今年もいろいろなことが起こりそう。あと1ヵ月、楽しみです ^^ 【魚住】
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by selm_BB
| 2017-11-09 02:00
| BBあるある劇場
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